「マイクロLED 市場・技術トレンド」

著者沖本 真也 沖為工作室合同会社 CEO 
発刊日2020年7月30日
体裁B5判並製本  157頁  フルカラー
価格(税込)
44,000円
定価:本体40,000円+税4,000円
会員:本体38,000円+税3,800円
(送料は当社負担)


アカデミー割引価格 30,800円(28,000円+税)

ISBNコード978-4-86428-225-3
CコードC3058

 

概要

▼”旬な”技術トレンド・ニーズをスピーディーにキャッチアップする「テク二カルトレンドレポート」▼

■開発が激化するマイクロLED 中心地はコスト競争力のある中国へ
~関連企業の動向、アライアンス・サプライチェーンの現状をウォッチ~

 韓国Samsung,LG,Lumens,Seoul Semiconductor
 中国BOE,TCL,TIANMA,CECパンダ,康佳グループ,Leyard
HC SemiTek,Refond,Visionox,國星光電,JBD,Absen,Ledman,AOTO等
 台湾AUO,Mikro Messa Technology,PlayNitride,Everlight,Epistar,鴻海,eLux,ITRI
 欧米Aledia,Allos,Plessey Semiconductors,Glo,Rohinni社等

■深まる技術開発と近づく実用化
~課題はマストランスファからLEDチップ,マスリペア―,検査、装置開発へ~

〇各種のマストランスファ,ピック&プレース技術の概要
〇色変換技術,マスリペア方法の概念,装置の進展,マイクロLEDコストに占めるLEDチップの割合

■TVだけじゃない有望アプリケーション
~5G,AUTO,AR/VRなどマイクロLEDの特性を生かした応用分野~

〇5GサービスのインターフェースとしてマイクロLEDディスプレイにかかる期待
〇車載用ディスプレイ,自動車ランプへの応用検討例
〇AR/VR,民生TVとタイリングディスプレイ・サイネージ
軍事用途,可視光通信等のニッチな用途にも拡がる応用可能性

■中国イベントレビュー
~「The 3rd China International Micro-LED Display Summit」~

〇Mikro Mes,、PlayNitride,PANDA,eLux,AUO,Refondなどの発表一部紹介
各社のマイクロLEDの技術、コスト、応用開発の見解が垣間見えるプレゼンテーション
〇CES2020での各社の展示情報も

▼調査会社の発表や中国メディアの報道(投資情報、量産タイミング予想)など参考情報も充実!▼

書籍趣旨

 液晶・OLEDに続く次世代ディスプレイ技術として注目されるマイクロLED。世界中の多くの企業・機関が開発に乗り出し、本格的な製品化に向けて着実に歩を進めています。
微細なLEDチップの精密な実装/マストランスファー技術には大きな進展がみられており、今後はLEDチップのコスト低減、RGB各色チップの発光波長・効率のばらつき制御、リペア、検査などの技術課題に対する議論が深まっていきます。
アプリケーションの面では、高速・大容量データを扱う5G応用サービスとのコンビネーション、AR/VR、車載パネル・照明、デジタルサイネージ等々、マイクロLEDディスプレイの特色を生かした用途、ビジネスモデルの構築が期待されます。
液晶をはじめとする莫大な投資で、ディスプレイ産業の覇権を握る中国がマイクロLEDにおいても中心地となりつつあり、開発・製品化で先を行く展開も予想されます。
本書はマイクロLEDを取り巻く市場、企業動向、技術の進展とその用途展望、中国イベントでの企業発表レビュー等の情報をまとめ、本業界のトレンドを掴んでいただくために企画されました。ぜひご活用ください。

目次

はじめに

 Chapter 1 マイクロLED市場トレンド(アプリケーション・市場規模)         

1. マイクロLEDトレンド概観
1.1 韓国ディスプレイメーカの動向
1.2 中国・台湾企業の動向
1.3 5GとマイクロLED
1.4 マイクロLEDを取り巻く企業間パートナーシップ提携の動向
1.5 マイクロLEDとスタートアップ企業
2.  マイクロLEDの定義と市場規模・アプリケーション
2.1 マイクロLEDとAugment Reality(拡張現実)
2.2 AR以外のマイクロディスプレイ
2.3 マイクロLEDとVirtual Reality(仮想現実)
2.4 マイクロLEDとTV
2.5 マイクロLEDと光通信
3. ミニLEDの動向

 Chapter 2 マイクロLED技術概要および動向                     

1.マストランスファー方式の概要
1.1 ピックアンドプレース方式
1.2 ウエハー貼り合わせ方式
1.3 マストランスファー方式の比較
1.4 その他の方式
1.4.1 レーザートランスファー方式
1.4.2 流体整列技術
1.4.3 ロールを用いた手法
2. マスボンダー設備
3. ピックアンドプレースの前工程
3.1 発光波長のばらつき対策技術
3.2 色変換技術(QD)
3.3 色変換技術(量子井戸、Quantum Photonic Imager)
4. マイクロLEDのコストに関する考察
5. ヘッドもしくはスタンプにおける課題
6. 不良品検知とマスリペアー技術
7. 検査技術
8. 駆動方法

 Chapter3 プレーヤー、サプライチェーン動向                     

 1. マイクロLEDのサプライチェーン概要
2. ミニLEDのサプライチェーン概要
3. 2020年展示会サマリー

3.1 CES2020
3.1.1 CES2020での各社の展示
3.2 新型コロナウイルスとIntegrated Systems Europe (ISE) 2020で
展示されたマイクロLED/ミニLED

 Chapter 4 The 3rd China International Micro-LED Display Summit報告     

 1. Mikro Mesa社の発表
2. 恐るべきスタートアップ、PlayNitride社
3. TFT技術を深めるPANDA社
4. eLux社
5. AUO社
6. Chipone Technology社
7. Innoscience社
8. TrendForce社(調査会社)
9. Refond社

 Chapter 5 今後の展望                               

 1. 5Gで攻勢を強める中国
2. マイクロLEDと自動運転
3. 5Gにおけるディスプレイの重要性
4. 中国とマイクロLED
5. AR・VRグラスの使用感の課題とマイクロLED
6. マイクロ LED量産タイミングの予想
7. エマージングテクノロジーの向こう側へ

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