CES ASIA2019

概要

米国で開催されるテクノロジーショー・CES(Consumer Electric Show)のアジア版。

地元中国企業の出展が多いことと、本場CESの半年後に行われるため、CESより更に進んだ未来を垣間見れることが特徴。

主要出展品目

AI、AR/VR、自動車、ドローン、グリーンTech、IoT、モバイル、スマートホーム、ウェアラブル、 3Dプリンター、他

開催期間

2019年6月11日〜13日

開催地

中国・上海市

規模

来場者数:40,000人以上(2018年実績)

出展社数:500社(2018年実績)

 

イベントの様子

  • ホンダがアリババ・iFLYTEKと提携
    中国では、顔認証によるパーソナライズ、車内EC決済、スマホ連携、そして音声AIコンパニオンがコネクテッドカーの必須機能になってきている。新興EVメーカーがきっかけとなり、AIスピーカーの普及が後押しされた。これはおそらくスマホネイティブな中国市場の消費者に対する付加価値として有効だと判断されたからだろう。今回ホンダがアリババ・iFLYTEKと提携が発表されたが、ホンダにとっても中国のIT巨人とくむのが必然になったと考えられる。
  • 車載OS市場の覇権争い
    apollo2.0ロードマップを進めるバイドゥと、コンテンツ力のアリババ+技術力のiFLYTEKが競争状態にあるとみられた。クラウドと自動運転によって人間活動がシームレスになり、移動・消費・購買が場所を選ばなくなる世界が実現すると、「車で移動するタイミング≒消費行動が起きるタイミングになり」自動車空間は、IT巨人にとって、パソコン・スマホに次いで最後に残されたフロンティアになる。

 

レポート概要

1.ホンダがiFLYTEC、アリババと提携発表

2.バイドゥ車載OSなど国産車載OSの競争激化

3.中国自動車市場における音声AIコンパニオンの重要性

4.その他(FCVの展示・紅旗も自動運転シャトル)

 

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