MOVE2020

海外イベントレポート

概要

2019年にロンドンで始まった都市交通イベント。
世界中のスピーカーが集まり、次世代の都市交通に関する
活発な議論や各種展示が行われる。

主要出展品目

スマートシティ、都市交通、自動運転、先進モビリティ、ビッグデータ、他

開催期間

2020年2月上旬

開催地

英国・ロンドン

規模

来場者数:3,000人以上(2019年実績)

出展社数:200社(2019年実績)

講演者数:388人(2019年実績)

概要

毎年ロンドンで開催されている世界的なモビリティイベントで、コンセプトは “Reinvent the Mobility (モビリティの再発明)”です。

OEM視点ではなく、公共交通・スマートシティ視点から“モビリティの未来”を見ているところが本イベントのポイントとなります。

250社ほどのスタートアップを中心とする企業が、モビリティの未来に関する展示を行っており、これだけのモビリティ関連スタートアップが集うのは世界的にも他にはなかなかありません。

『MOVE 2020レポート』では、同展示会に赴き、現地で取材、調査、傾向分析を行なっております。

本年度の『MOVE 2020レポート』では「スタートアップ中心の祭典」「MaaSプラットフォーマーの群雄割拠」「モビリティはMaaSからスマートシティへ」をトピックスとして取り上げました。

レポートダイジェスト

■スタートアップ中心の祭典

今回印象的だったのは、「MOVE 2020」がスタートアップ企業を主役としたモビリティイベントだったことです。

会場の中心には200社を軽く超える数のスタートアップが出展しており、そのスタートアップブースの傍らでは、常にスタートアップ企業によるピッチイベントが行われていました。

また、大手企業は基本的にスタートアップ企業と組むために出展しており、自社の技術やサービスをアピールするのではなく、パートナーを探すための展示を行っていることが印象的でした。

■MaaSプラットフォーマーの群雄割拠

今回多かったのはモビリティサービスプラットフォーマーによる展示で、どの企業もプラットフォーマーの地位を狙うべくアピールをしていました。

しかし「特筆すべきテクノロジーを持たず、規模も小さいプラットフォームサービスはやがて淘汰される」とHERE mobilityも言っており、2020年からの数年間はまさに「MaaSプラットフォーム戦国時代」になると考えられます。

国土交通省は2020年2月「MaaS関連データの連携に関するガイドラインver.1.0(素案)」を発表しました。この中で示されている通り、地域毎で生き残ったプラットフォーマー同士が連携し、大きなMaaSプラットフォームを形成していくのかもしれません。

■モビリティはMaaSからスマートシティへ

今回はモビリティイベントということで、OEMやサプライヤーによる出展・登壇が多くなると思われましたが、いわゆる「空飛ぶクルマ」を企画・開発するeVTOLメーカーや、都市交通の最適化を進める自治体、世の中の無駄をなくし最適化を図る非営利団体など、CASEやMaaSに留まらない様々なモビリティプレーヤーが参加していました。

CASEによる技術革命を発端に進む、所有型の自動車利用からシェアリング・オンデマンド型のモビリティ利用への移行だけでなく、モビリティが行き交う都市交通の最適化、すなわちスマートシティ推進のための各種サービスやソリューションが多く見受けられるイベントでした。

 

レポート購入についてはこちらからお問い合わせ

 

■特商法に基づく表記
事業者名称:株式会社イード
運営責任者:吉田 凌
所在地:東京都新宿区西新宿2-6-1新宿住友ビル28F
お申込方法:各商品ページのお申込みフォームよりお問合せ下さい。
販売価格:商品代金は商品ごとに案内させて頂きます。
お支払方法:銀行振込 ※商品ご購入時に振込先をご案内いたします。
引渡し期日:個別にお客様と合意した期日に納品いたします。
デジタルコンテンツという商品の性格上、返品は一切お受けできません。コンテンツファイルの破損等によりダウンロードや閲覧が出来ない場合は、下記のお問合せ先よりご連絡下さい。
お問い合わせ先: https://www.iid.co.jp/contact/iid5gmobirepo-contact.html